給排水設備点検の大切さ 排水ポンプと給水ポンプ

マンションや百貨店など、大きな建物、特に4階建てを超えるような建物ではほとんどの建物に給水ポンプという揚程ポンプが設備としてあります。

要は上階に水を送るにはそういったポンプが必要ということです。

給水設備の主な種類

1.増圧給水ポンプ…増圧給水ポンプは本管(水道局から来ている管)の水圧をさらに強くして上階に水を届ける設備です。

今最も主力であるポンプで、補助金などがでる関係もあって増圧給水ポンプが一番増えております。メンテナンスも比較的他の設備よりも安価なので人気となっております。

2.加圧給水ポンプ…加圧給水ポンプは受水槽という水をためるタンクに溜まった水を加圧ポンプで上階まで水を送ります。

増圧給水ポンプとの違いは、水槽が無いこと。増圧給水ポンプは本管の圧力があるのでポンプが故障しても3階くらいまでは水が出ます。

一方加圧給水ポンプは受水槽の内部の水の高さ分の水圧しかありません。加圧給水ポンプが壊れると1階でもほぼ水が出ません。

大きな受水槽タンクが必要なので場所も必要になります。唯一のメリット?と言われているのが災害があったときにタンク内の水が使用できるということになりますが、

実際は一日の使用量の6割程度というような設計であったりします(計算式忘れました)そのため、一人20リットルも貰ったらすぐになくなるのでそれもどうなのかなぁと思ったりします。

3.高架水槽…築30年、40年くらいの建物ではよくある屋上にタンクがあって落差で水を送る方式です。メリットとして電気代が非常に少ない。省エネです。それに対してデメリットが多すぎます。屋上なので水が温まる。夏なんて温いお湯みたいな水しか出ません。点検業者や簡易水道検査の人間がマンホールのカギをかけ忘れたりして蓋が無くなって雨水やら虫やら入っているなんてことも毎年何件か見られるようです。水槽も基本炎天下なので傷みやすいです。などなどデメリットだらけなので、私は高架水槽方式の物件は絶対住みたくないなと思っております。

4.圧力式給水タンク…一番珍しいというかあまり見ないタイプです。私も10件程度しか見たことないです。屋上などにあるケースをありますし、1階にあるケースもあります。

要はタンクが密封されていて、水鉄砲のようにタンク内部の圧力を高めてその圧力で水を各部屋に送る方式です。おそらくですが、屋上にタンクを置いても水圧が確保できないケース。高架水槽(高置水槽は屋上の床に置く)は設置が高くなるのでその代替えなどだったのではないかと思われます。

どれも共通して点検をしていないとある日突然断水してしまうことがあるということです。

給水ポンプは基本的に受注生産なので、壊れたから直してといっても注文してから2カ月から半年ほどかかることが良くあります。

そのため、調子が悪いという前兆を感じたり、15年経過したので新しいポンプに交換しようと言ったような計画的な投資がそういった悲惨な事故を

防ぐことにつながります。そのためにも点検はやったほうが良いと思います。

排水ポンプというのはマンションの立体駐車場や床下など色々なところに在ったりします。マンションやスーパーによっては1件に10か所くらいあったりします。汚水、雑排、湧水、雨水、汚雑排などがあります。溢れたときのための警報が大体ついておりますので、それらの警報の確認はこまめに行ったほうがよいです。万が一ポンプが壊れてもポンプが壊れていることに気が付けるからです。警報がないと溢れてしまって大変なことになります。汚水が溢れると清掃費やバキューム費用などで数十万円かかることもあります。

そのため、日ごろから点検を行っておくようにしましょう。

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